経営情報を開示 パート2(ジュビロが弱いわけ)
なんか前回はただの悪口になっちゃってスンマソン。
もう一度、気を取り直して、、、
Jの経営開示のニュース、石田選手と上原選手の昇格のニュースを聞いて5年前の事件を思い出し、、、それについて書き起こします。
時は2009年。イ・グノ先生が大活躍していた頃。
サンストの裏のスタジアム建設は頓挫
成績は右肩下がりで、観客数も比例し右肩下がり
財政は逼迫し、赤字が膨らんでましたとさ。
そんな厳しい状況下、Jリーグはクラブライセンス制度とか言うのを採択。
ざっくり言うと「健全経営!赤字は認めん!」「出来なかったら降格!」となったわけです。
つまり、赤字出してまで無茶な補強はしちゃあイカンぞと。
他にもスタジアムがどうのとかあるけど、知りたい人は勝手に調べてクレ。
で、2009年当時、世界のサッカー情勢はどうだったかと言うと。
(そんな昔じゃないし覚えてる人多いだろうけどさ)バルサが超強かった。
しかも、レアルとかチェルシーとかが戦闘力維持のため、補強費を湯水のように使いまくる中、バルサの「中心選手は全員自前で育てる」というところが新鮮で雑誌等でフィーチャーされてました。
クラブのやりたいサッカー、しかも、バルサのように特殊なサッカーをするためには高い戦術理解が求められますので、他クラブから引っこ抜くよりも自前で育てた方が効率が良かったりします。
そして何より、他所からぶん取るより超安上がり
その辺のがきんちょに手塩をかけて育てるわけだから「時間がかかり過ぎるじゃん」と思うかもしれないが、ユース年代を国ぐるみで徹底的に強化した結果、ドイツはW杯優勝しちゃいました。柏は昇格一年目でJ1制覇しちゃいました。
要するに、時間かけて育成を重視するのが、一番の強化につながるということ。
そして、とても安上がりだということ。これはサッカー界の常識です。偉そうに講釈たれてますが、サッカーファンは全員知ってることです。
そして話はジュビロに戻ります。
5年前「育成は経営的に儲からない」と言ってクラブのクソ馬鹿野郎どもはジュニアユースの新規受入をやめ、下部組織をぶっ壊そうとしました。
上記のライセンス制を見越してのコストカットの結果でしょうが、ユース切るのはありえない。上記のクラブがなぜ成功したのか全く研究してない証拠です。
結果、山本康裕以降実に7年間、トップに昇格なしというバカげた事態になってしまったわけです。
ジュビロの育成軽視の姿勢がよく分かりましたか?
よく考えたらクラブの上層部がこんなんですから、若手が育たないことも納得です。
強くなるわけがありません。
そして何より恐ろしいのが、ジュビロのフロントがフットボールの時勢を読み違えていること。
育成こそ、最大の補強でありもっとも安上がりに強くなる方法なのに。
クラブの財政が厳しいのにはサポーターの責任も大きいし、そのへんは申し訳ないと思う。ただ、サッカー界で何が起きているのかということを勉強せず、企業主導でユースを切り捨てても、未来は無い。
こんなクラブをこれから応援しようとする物好きはいない。
ファンが減ったのも自業自得だと思うけどね。
ジュビロのフロントはサッカーが何にも分かっていし、勉強もしてなかったということがよく現れた、最悪の事例だと思います。
まあ、最近は育成重視も名言して、秀人や大木さんをユースの監督にしたりして変わりつつありますが。
大木さんになって少しは変化しつつはあるけど、それが実を結ぶまでは時間かかる。フロントもサポーターも我慢できるかな?